喘息発作時の対処法は?応急処置や楽になる方法も解説

公開日: 2024/02/05 更新日: 2024/06/24
喘息(ぜんそく)の発作といっても症状は様々で、対処方法にも多くの方法があります。 発作の程度に応じた対処は、あらかじめ確認していないと発作時に判断できない可能性があります。 軽い発作だからといって対処を怠っていると病状が悪化し、場合によっては呼吸不全などの重い症状を引き起こすことも。 喘息発作時は的確な処置で、早めに対処できることが重要です。 また、ご本人だけでなく周りの人が喘息の発作ついて理解し対処できるなら、より理想的ですね。 特に小児の場合は、自ら対処することが難しいため周りの大人が適切な対処法を知り、適切なタイミングでの指示が大切です。 では、喘息発作の程度に合わせた的確な処置とはどのような対処でしょうか。 本記事では、喘息発作の程度に応じた対処法や自宅でできる対処法、薬が手元にない時の対処法についても解説します。
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目次

喘息の発作が起こったらどうなる?

喘息の発作が起こったら、激しい咳や痰の症状に加え「ゼーゼー」や「ヒューヒュー」といった喘鳴(ぜんめい)や呼吸困難の症状が現れます。

発作の程度は時間帯や季節によっても異なることがあるため、症状の変動があると考えておきましょう。

呼吸困難の程度は発作の強度によっても異なります。

いずれにしても発作的に現れるので、適切な対処方法を知っておくと良いでしょう。

喘息の対処法は大人も子供(小児)も基本は同じ

喘息の対処法は基本的に大人も子供も同じであると考えて良いでしょう。

“小児喘息”という病名をよく聞くことから、子供がよくかかるイメージもありますが、実は喘息患者の年齢層は様々。大人になってから急に発症するケースも見られます。

喘息は大人も子供も発作の程度に合わせた対処が必要です。

ただし、子供の場合は自らの症状を上手く口に出せないこともありますので、しっかり症状を見極めることが重要です。

大人も子供も普段から主治医と相談して対処法を考えておくと、発作時に慌てることも少なくできるでしょう。

まずは治療薬で対処!喘息の発作治療薬

喘息の発作が現れたら、発作治療薬を用いてまずは発作をしずめることが重要です。 

喘息の発作時によく使われる発作治療薬は以下の通りです。[1]

  • 短時間作用性吸入β2刺激薬(吸入薬)

  • テオフィリン薬

  • 経口ステロイド薬

  • 抗コリン薬

発作への効果が素早く期待できる発作治療薬を順に解説します。

短時間作⽤性吸⼊β2刺激薬(吸入薬)

気管支を速やかに広げ、咳や呼吸困難の状態を楽にしてくれる薬です。[2]

気管支の交感神経におけるβ2受容体を刺激することで気管支が拡張するため、その作用を利用して喘息の症状を和らげます。

薬剤の種類は様々で、形状はネブライザーを用いる吸入液やエアゾール剤など服用方法も異なります。

発作時に適切に対処できるよう、吸入方法や使用方法をしっかり理解しておきましょう。

テオフィリン薬

喘息発作で現れる咳や息苦しさを和らげる薬です。

気管支を拡張する作用に加え、抗炎症作用や中枢神経刺激作用など喘息の対処に有効な作用があります。

主に内服薬で服用しますが、病院では注射薬として用いられることもあります。

ただし、長期管理薬として処方されることもありますので、使用方法をしっかり確認しましょう。

経口ステロイド薬

その名の通り経口薬でステロイド成分を含むお薬です。

炎症の悪化を予防して、喘息発作を鎮める効果が期待できます。

速効性は短時間作用性吸入β2刺激薬の方が高いですが、気道の炎症を抑えるのに有効でしょう。

速効性の高い薬を服用しても発作が続く場合や中程度以上の喘息発作がおこった場合に使⽤します。

抗コリン薬

抗コリン薬は、短時間作用性β2刺激薬と共に喘息発作時に用いられる薬です。

気管支を収縮させるアセチルコリンの働きを抑える作用があります。

製剤ごとに使用方法や吸入方法が異なるため、処方を受ける際に用法を確認しましょう。

喘息の発作時の対処は市販薬でも大丈夫?

喘息の発作に有効とされる市販薬は販売されています。

市販薬に含まれる喘息発作に有効とされる成分は以下の2種類です。

  • β2刺激薬

  • キサンチン系気管支拡張薬

速効性があると言われる吸入ステロイド薬は市販薬には含まれていません。

市販薬で対処する際は販売店で薬剤師に相談の上、購入した方が良いでしょう。

また、市販薬は喘息を根本的に治すものではなく、あくまでも一時しのぎのため服用するものです。

自己判断で使用せず、まずは医療機関を受診して適切な治療と処方を受けましょう。

喘息発作の対処は薬以外でも可能?

手元に気管支拡張薬がない場合、少しでも発作を和らげる方法がいくつかあります。

ただし、発作で息苦しいと感じた時は躊躇わず医療機関を受診しましょう。

軽い発作が起きた時に少しでも症状を緩和する目的で、以下の対処方法を覚えておくと良いでしょう。

常温または温かい飲み物で水分補給

まずは水分補給をしてみましょう。

お茶や紅茶、コーヒーなどカフェインが含まれるものがおすすめです。

喘息を抑える飲み物という明確なものはありませんが、炭酸など刺激の強い飲み物は避けてください。また、冷たい飲み物の場合、粘膜が刺激されてしまいます。

常温または温かい飲み物で水分補給をしてみましょう。

喘息の応急処置にコーヒーを飲むと良いって本当?

喘息発作の応急処置にコーヒーが良いと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

喘息発作は、リラックス時や夜間など副交感神経が優位になった時は気道が狭くなり起こりやすくなります。

そのため、交感神経を優位にさせるカフェインを摂取すると一時的に発作が和らいだと感じる人もいるようです。

あくまでも一時的な作用なので、コーヒーに頼りすぎることはおすすめできません。

喘息の対処は食事でもできる?

食事によって喘息発作の対処はできません。

ただし、毎日の食事療法で効果的に予防することができるでしょう。[3]

バランスの良い食事を心がけ、身体の免疫力を保つことが大切です。

特に、加工食品や高脂肪食品はなるべく避けた方が良いでしょう。

喘息発作時の対処は呼吸法も大事

喘息発作の際はなるべく呼吸を落ち着かせましょう。

発作時は腹式呼吸を心がけてください。

鼻から息を吸い、吸い込んだ空気でお腹を膨らませます。その後、口からゆっくりと息を吐き切りましょう。

パニックにならないためにも呼吸と心を落ち着かせると良いでしょう。

安静にして様子を見る

喘息発作出現時は楽な体勢をとり安静にしましょう。

寝ている時は横向きの大勢でリラックスし腹式呼吸をゆっくり行ってください。[4]

また、座っている時は、背もたれにもたれかかった方が楽という場合もあります。

いずれにせよ、一番楽な姿勢で腹式呼吸を行いながら安静にすることが大切です。

強い発作が起きた時は救急受診

上記で喘息発作の薬以外の対処法を解説しましたが、薬がなく強い発作がでた場合はためらうことなく救急受診をしましょう。

受診までの時間を少しでも楽にできるよう、薬がない場合の対処法も頭に入れておくと安心ですね。

また、発作治療薬を処方されている方は、普段から薬を携帯しておくことが重要です。

喘息発作の程度による対処法

喘息の発作程度は以下の4段階で表されます。[5]

  • 小発作

  • 中発作

  • 大発作

  • 呼吸不全

発作の強さに明確な境はなく、あくまで目安ですが、発作の程度に合わせて対処してください。

喘息小発作(軽い発作)の対処法

急ぐと胸が苦しいけれど横になれる程度の発作を小発作といいます。[6]

子供の場合は、胸や背中に耳をあてると喘鳴(ぜんめい・ヒューヒューやゼーゼー)が聞こえます。

小発作が現れたら、すぐに気管支拡張薬を吸入し、そのまま症状が治れば安静にして様子をみても良いでしょう。

ただし、その後も悪化する場合は再度気管支拡張薬を吸入します。吸入の間隔は20分程度です。

それでも改善しない場合は、さらに20分後に3回目の吸入を行いましょう。

悪化する場合は、すぐに病院を受診してください。

また、薬の効果で発作が落ち着いた方も数日中に主治医に報告をするようにしましょう。

喘息中発作の対処法

苦しくて横になれない程の発作を中発作といいます。

子供の場合、夜も苦しさで目を覚ます、歩くと苦しい、周りにも喘鳴が聞こえるといった症状があれば中発作とみなされます。

中発作の場合も、まずは気管支拡張薬を吸入してください。パニックにならないよう安静にして様子をみることも重要です。 

症状改善がみられない場合は、20分後に再度吸入しましょう。 

その後も症状が改善しない場合や悪化する場合は、迷わず救急外来を受診してください。

喘息大発作の対処法

発作によって苦しくて動けない状態を大発作といいます。

小児の場合も日常生活が困難となり、喘鳴がはげしくなります。

大発作が現れた場合は、気管支拡張薬を吸入しながらすぐに救急を受診してください。

一刻も早く受診した方が良いので、救急車を呼ぶのも良いでしょう。

病院受診までの間も、20分間隔で気管支拡張薬を吸入することがポイント。

発作が起きている際は自分でコントロールできないことも考えられるため、家族や周りの人に処方薬についてあらかじめ説明しておくと安心ですよ。

呼吸不全の対処法

大発作が悪化すると呼吸不全に陥ってしまう場合もあります。

大人も子供も呼吸が減弱し、チアノーゼの症状がみられます。また、最悪の場合は呼吸停止となる恐れも。

その際は直ちに救急車を呼びましょう!

一刻も早く病院で治療する必要があります。

子供(小児)の喘息の場合は強い発作のサインも確認して対処

子供の喘息の場合は、自分で症状を伝えることが難しいため周囲が注意深く症状を観察しておく必要があります。

発作時は気管支拡張薬を吸入させ、どうしたら楽になるかを指示するよう心がけてください。

特に、以下の強い発作のサインを確認して対処することが重要です。[7]

  • チアノーゼ(唇や指先が青白くなっている)と判断できる

  • 歩けない、話せない

  • 食べられない

  • 呼吸をするたびに肋骨の間がへこむ

  • 脈が速い

  • 意識が朦朧としている

以上のようなサインがある場合は、救急受診またはかかりつけ医を受診してください。

喘息の発作で苦しい・・救急受診する目安は?

喘息の症状は一人ひとり異なるためあくまでも目安となりますが、悪化する前に救急受診すると良いでしょう。

例えば、以下の様な場合はためらわず救急受診をしてください。

  • 気管支拡張薬(短時間作用性β2刺激薬)が効果が不十分

  • 手元に発作治療薬がない

  • 苦しく眠れない

救急車を呼ぶタイミングは?

大発作または呼吸不全が起こった場合は、直ちに救急車を要請してください。

また、座らないと息ができない場合や気管支拡張薬が効かない場合も救急車を要請した方が良いでしょう。

喘息発作の症状別対処法

喘息発作の程度や出現するタイミングは様々です。

急な発作(小発作〜中発作)で症状を緩和できる対処法を解説します。

喘息発作の程度を確認したうえで、対処を行いましょう。

喘息で夜眠れない時の発作対処法

夜間は副交感神経が優位になり気管支が狭くなってしまうため、喘息の発作も起こりやすいと言われています。

咳で夜眠れない時は以下の対処法を試してみましょう。

  • 常温または温かい飲み物で水分補給をする

  • 楽な姿勢で寝る

  • 喉を温める

特に冬場は、身体の冷えや乾燥も気管支の粘膜を刺激してしまいます。

暖かい服装で加湿をして睡眠をとるようにしましょう。

子供の喘息が夜にひどくなる・・対処方法は?

基本的には上記の対処法と同じですが、子供の場合周囲の環境を整えることが重要です。

寝室の加湿をして、できるだけ乾燥しない環境を心がけましょう。

また、 就寝前にハチミツをひと口舐めておくと、咳が起こりにくくなります。

子供なら嫌がることなく飲んでくれるでしょう。

ただし、1歳以下の子供にはハチミツを絶対に食べさせないで下さい。乳児ボツリヌス症にかかる恐れがあります。

喘息で過呼吸や酸欠になった時の対処法は?

喘息で発作が起きた時はパニックのような状態に陥ることがあります。[8]

喘息発作と過呼吸発作は起きている現象は全く異なり、対処法も異なります。

まずは、気管支拡張薬で喘息発作の対処をしましょう。

その後は、腹式呼吸で呼吸を整え、過呼吸に対処します。

日頃から、喘息発作と過呼吸発作の両者を起こしたことがある方は、主治医にその旨を伝えておくと治療に役立ちます。

また、パニック時は自分1人で対処するのが難しいため、発作への対処を周囲と共有しておくことが重要です。

喘息でチアノーゼが起きた時の対処法は?

チアノーゼの症状があるということは、空気があまり吸えていないことを示しています。

喘息発作でチアノーゼが起きた時は、直ちに救急車を要請し救急受診しましょう。

救急車を待っている間も、気管支拡張薬の吸入をしながら待ちましょう。

気圧の変化や雨の日の喘息発作対処法

気圧の変化や湿気、冷気など気道に入る空気の変化にも反応して喘息発作が起きると言われています。

喘息発作が起きないよう、湿度は40~60%くらいを保つと良いでしょう。

また、室内外で5℃以上の温度差があると発作が起きやすいです。

大きな気温の変化がないように、温度管理をしておくことも重要なポイントです。

喘息発作が起きにくい環境を作ることで、発作予防にも繋がるでしょう。

喘息発作が運動時に起きた時の対処法

喘息発作は運動時、特にランニング中に起こりやすいとされています。[9]

運動中に発作が起こったら、まずは運動を中止しましょう。

楽な体勢で水分補給をして安静にしておく必要があります。

また、気管支拡張薬を持っている場合は吸入して様子をみましょう。

それでも改善されない場合は、かかりつけ医を受診した方が安心です。

喘息がストレスによって誘発される場合の対処法

ストレスによって喘息が悪化しやすくなります。

ストレスを溜め込まないよう、休息をとり適度にストレス発散することが予防にも繋がります。

また、仕事や学校などでストレスを受けることが前もってわかる場合は、あらかじめかかりつけ医に相談しておくと良いでしょう。

どうしてもストレスによって発作症状が出る場合は、落ち着いて吸入ステロイド薬を服用し発作症状をコントロールすることが大切です。

お酒を飲んだ時の喘息発作対処法

お酒を飲むと気道の粘膜もむくみ、喘息の症状が悪化することがあります。

できるだけ飲酒は控えましょう。

ただし、お酒を飲んでしまい喘息発作が出た時は、お酒を飲むのを直ちに辞めて水分補給を充分にする必要があります。

特にアルコールを飲むと利尿作用によって、体内の水が不足します。普段よりも水分を多めにとり安静にしておきましょう。

咳はないが息苦しいだけの時の対処法

喘息発作のうち小発作の場合は、咳がなく息苦しいだけのこともあります。

咳がなくても息苦しさを感じる場合は、発作を起こしていると考えて対応しましょう。

まずは気管支拡張薬を吸入して様子をみます。その後改善しない場合は救急外来を受診しましょう。

喘息発作が急に起きた時の楽になる対処方法

喘息発作のほとんどが急に起こります。

喘息発作が起きた時に応急処置として楽になる方法を解説します。

安静にして薬を服用

喘息の発作が起きた時は、まず安静にしてください。椅子がある場合は、座ると良いでしょう。

また、喘息発作治療薬を処方されているのであれば、症状に応じて服用しましょう。

楽な姿勢で安静を保つ

それぞれ症状によって楽になる姿勢は異なります。

できるだけ楽な姿勢を探して安静を保ちましょう。

日頃から息切れを楽にする姿勢を知っておくと対処しやすいですよ。

腹式呼吸を意識する

喘息発作が起きている時、上手く息を吐き出せず息苦しさを感じる人が少なからずいます。

腹式呼吸を意識して行うと楽に呼吸をすることができます。

腹式呼吸は鼻から息をゆっくり吸い、口を軽く開けて息を吐ききります。

徐々に呼吸が整ってくるのを感じられるでしょう。

普段から喘息対処のために自宅でできること

喘息は普段の生活環境が原因となって発作を起こすことがあります。

例えば、風邪やアレルゲン、ストレス、タバコなどの誘発因子から引き起こされています。

薬でのコントロールはもちろんですが、生活環境や生活習慣など自宅でできることも喘息対処には重要です。

処方薬は用法を守って服用する

喘息の処方薬は用法を守って服用しましょう。

喘息の治療には発作治療薬の他に長期管理薬が用いられます。

長期管理薬は長期間使って効果が現れる薬です。

症状がないからと自己判断で中止せず、医師の指示通りに服用することが重要です。

治療を自己判断で中止すると喘息発作を繰り返す可能性もあるため、必ず用法を守って服用しましょう。

風邪をひかないようにする

風邪をはじめとするインフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症による気道炎症がきっかけで、喘息発作に繋がります。

できるだけ感染症にかからないよう予防することが大切です。

うがい手洗いの習慣化やワクチン接種を行い、風邪の予防に努めましょう。

アレルゲンを回避

喘息発作はアレルギー反応を引き起こすアレルゲンと呼ばれる物質が刺激となり原因になっていることもあります。

小児の喘息の場合は、ほとんどがアレルギー反応が原因と言われています。

アレルゲンとしては

  • 花粉

  • ハウスダスト

  • ダニ

  • ペット

  • 食物

などが挙げられます。

喘息の原因となっているアレルゲンをなるべく避け、接触しないように努めましょう。

 Q&A

喘息発作の対処について気になる質問をまとめました。

喘息で自宅でできることは?

規則正しい生活と喘息を誘発しにくい生活環境を整えることが大切です。

また、喘息を誘発する原因が分かっている場合はなるべく避けて生活できると良いでしょう。

喘息を緩和するにはどうしたらいいですか?

喘息治療薬を服用すると症状を緩和することができます。

特に吸入ステロイド剤と気管支拡張吸入薬を服用することで、発作の息苦しさを緩和できるでしょう。

ただし、喘息本体の治療は根気強く長期間にわたって治療に励む必要があります。

喘息でやってはいけないことは何ですか?

喘息の症状がある方は、禁煙をおすすめします。

タバコには200種類以上の有害物質が含まれ、それらを吸うことで起動粘膜が炎症を起こします。

その結果、喘息の症状悪化に繋がりかねません。

また、喫煙者だけでなく受動喫煙によっても喘息の症状が悪化してしまいます。

喘息症状がある方や周りに喘息の方がいる場合は、喫煙を控えましょう。

喘息で息苦しい時の対処法は?

喘息で息苦しい時は、水分補給をして腹式呼吸をしましょう。

また、楽な体勢をとり安静にすることが大切です。

ただし、息苦しさが悪化していく場合は躊躇せずに救急受診をしましょう。

まとめ

本記事では、喘息発作時の応急処置や楽になる方法をご紹介しました。

喘息発作の程度にもよりますが、軽い発作時は以下の応急処置で対処しましょう。

  • 安静にして薬を服用

  • 楽な姿勢で安静を保つ

  • 腹式呼吸を意識

ただし、強い発作がでた場合はためらうことなく救急受診をしてください。

ぜん息は小児だけでなく、成人でも喘息を発症する可能性があります。

発作は軽いものから呼吸不全に至るまで、程度が様々。いつものことだからと放置してしまうと発作が重くなるリスクが高まります。

発作が起きた時に、対処法を知っておくことで症状緩和に繋がるでしょう。

また、適切な対処を施すことで重症化予防にもなります。

喘息発作が出現する前の対処と発作が起こった時の対処を上手く組み合わせながら、喘息発作に備えましょう。

根本的な喘息治療には長期的な根気強い治療が必要です。

発作の原因を避け、穏やかに喘息治療に取り組めると良いですね。

喘息発作が起きた際は、自分で対処し治った場合でも主治医に報告することが大切です。

本記事を参考にして症状と向き合い、適切に喘息発作に対処してみてくださいね。

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もし、ご家族やご自身の体調でご不安な点がありましたら、ファストドクターを頼ってください。

参考文献

[1]チェンジ喘息!|喘息の発作がおきたときには

[2]日経メディカル|処方薬事典|短時間作用型β2刺激薬の解説

[3]smt+|喘息の病気に良いとされている食事に関連する基本情報

[4]環境再生保全機構|ぜん息などの情報館

[5]厚生労働省|気管支喘息

[6]環境再生保全機構|成人ぜん息の基礎知識

[7]環境保全機構|小児ぜん息基礎知識

[8]水谷心療内科|パニック発作(過呼吸発作)と喘息発作、その違い

[9]環境再生保全機構|さまざまなぜん息

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