オンライン診療とは?メリット・デメリットと受診方法を解説

公開日: 2023/12/31 更新日: 2024/05/22
オンライン診療は医師と患者が離れた場所にいても、スマホやパソコン、タブレットを使ってリアルタイムで診察や診断、処方ができる診療システムです。 診察を受ける場所を選ばないことや時間的な制約が少ないことに加えて、感染予防になるなどたくさんのメリットがあります。 一方でオンライン機器の操作が必要なことや、検査や処置ができないため対応できる疾患には限りがあるなどデメリットもあります。 現在では初診からの利用が認められているオンライン診療は、今後さらにニーズが高まるでしょう。 この記事ではオンライン診療について、メリットとデメリットを解説します。また、オンライン診療の手順も詳しく解説しますので、受診を検討する際の参考にしてください。
目次

オンライン診療はどんなシステム?

オンライン診療はインターネット環境下でスマホやパソコン、タブレットを利用して、リアルタイムで医師と離れた場所から診察や診断、処方を受けられる診療システムです。

1997年のスタート当初は「遠隔診療」として、僻地や離島に住む方に医療を提供するための「遠隔医療」の一環として行われていました。

2018年からは全国どこでも遠隔診療を行えるようになり、「オンライン診療」と呼び方が統一されました。

診療の全てを他人と接触せずに行えることから、新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけに注目が高まり、現在では対応する医療機関も増えています。

遠隔医療、遠隔診療とオンライン診療の違い

「遠隔医療」は情報通信機器を活用した健康増進と医療に関わる行為全般のことです。

遠隔医療は、医師と患者間の行為(D to P)と医師と医師間の行為(D to D)に分けられます。医師と患者間の行為の一部に含まれるのがオンライン診療です。

1997年開始当初は「遠隔診療」と呼ばれていましたが、2018年の診療報酬改定で地域によらず遠隔診療ができるようになり、呼び名が「オンライン診療」に統一されました。

厚生労働省が掲げるオンライン診療の目的

厚生労働省は「オンライン診療の適切な実施に関する指針」でオンライン診療の目的を以下の様に述べています。

  1. 患者の日常の情報も得ることにより、医療の質のさらなる向上に結び付けていくこと
  2. 医療を必要とする患者に対して、医療に対するアクセシビリティ(アクセスの容易性)を確保し、よりよい医療を得られる機会を増やすこと
  3. 患者が治療に能動的に参画することにより、治療の効果を最大化することを目的として行われるべきものである

出典:オンライン診療の適切な実施に関する指針 平成 30 年3月 (令和5年3月一部改訂) 厚生労働省

オンライン診療は医師と患者の双方向のコミュニケーションにより、通常の診療では得られなかった患者の情報を得ることを可能にします。

また患者が自分の状態を把握し、機器を通して医師に伝えることで医師の診断を支え、治療の効果を最大限発揮することを目的としています。

オンライン診療は医療を提供する手段の一つであり、対面診療を組み合わせることにより、さらに質の高い医療を受けることができるでしょう。

オンライン診療の流れ

オンライン診療は、以下の手順で受診することができます。

  1. 受診する病院またはクリニックと薬を受け取る薬局を決める
  2. 病院指定の方法(ホームページかアプリ)で予約をする
  3. 予約時間が近づいたら、指定の方法でビデオ通話にアクセスして診察を受ける
  4. クレジットカード、電子マネーなど病院が対応している支払い方法で会計をする
  5. 薬局で薬を受け取る

すべての医療機関がオンライン診療に対応しているわけではないため、初診の場合は電話もしくはホームページでの確認が必要になります。

保険証の提示方法や本人確認方法は病院によって違うため、併せて確認しておきましょう。

病院や薬局によってはオンライン診療のアプリを導入していることがあり、その場合は診療前に取得が必要です。

オンライン診療 患者側メリット

オンライン診療にはさまざまなメリットがあります。

  • どこでも診察が受けられる
  • 通院にかかるコストや手間がなく、待ち時間もない
  • 体調が悪く外出できない時でも診察が受けられる
  • 気軽に診察を受けられる
  • 感染対策になる
  • 近隣になり専門医の診察が受けられる
  • 薬を自宅で受け取れる

ここでは7つの患者側のメリットについて見ていきましょう。

どこでも診察が受けられる

インターネット環境があり、スマホやタブレットなどの情報通信機器を使うことができれば、希望の場所で診察を受けることができます。

継続して治療が必要だけれど忙しくて通院できないときなどは大変便利なシステムではないでしょうか。

歩行困難など自力での通院が難しい場合も、付き添いの方の都合によらず受診が可能になります。

通院にかかるコストや手間がなく、待ち時間もない

対面診療では医療機関に出向く時間や交通費がかかります。また、対面診療では予約をしていても待ち時間が発生することがほとんどでしょう。

しかし、オンライン診療では通院をしないため、通院時間と交通費を削減できます。また、診察は時間通りに始まりますので待ち時間もほとんど発生しません。

病院が遠方であると、時間的にもコスト的にも負担に感じやすいものです。この場合、時間とコストの削減は特に大きなメリットと言えるでしょう。

体調が悪く外出できない時でも診察が受けられる

自宅で受診ができるため、体調が悪く着替えることもできない時でも診察を受けることができます。

また、内科的要因だけでなく精神的な理由で外出できないときでも、他人と対面せず薬まで受け取ることができるため、受診控えの防止にもなるでしょう。

気軽に診察を受けられる

自宅に居ながらスマホ1台で予約から決済、薬の受け取りまで行えるため、これまで受診を先延ばしにしてた症状でも気軽に診察を受けることが可能となるでしょう。

また慢性疾患などで定期受診が必要な場合、症状が安定していればオンライン診療の利用ができます。気軽さは治療を継続する上で大きなメリットと言えるでしょう。

精神科や心療内科など受診に抵抗を感じている場合、オンライン診療だと受診しやすくなることもメリットの一つです。

感染対策になる

病院や薬局に出向く必要がなく他人と対面しないため、2次感染の予防になります。新型コロナウイルスだけでなく、風邪やインフルエンザなどに感染するリスクも軽減できます。

同居家族に高齢者がいる方や、受診する本人に持病がある場合も安心して受診することができるでしょう。

近隣にない専門医の診察が受けられる

自宅から離れた場所にある専門病院などの受診も可能になります。遠くの病院に毎回足を運ぶのは時間的にもコスト的にも負担になりがちです。

専門医とのオンライン診療に加えて対面診療を上手く組み合わせると、さらに治療の質をあげることができるでしょう。

薬を自宅で受け取れる

オンライン診療での薬の受け取り方法は3つあります。

  1. 受診した病院から自宅へ直接送ってもらう
  2. 病院から処方箋を自宅に送ってもらい薬局へ持参する、もしくは病院から薬局に処方箋をFAXしてもらい薬局へ取りに行く
  3. 病院から薬局に処方箋をFAXしてもらい、薬局から自宅に薬を送ってもらう

1または3の場合は自宅に薬が届きます。

3の場合はオンライン服薬指導を受ける必要があるため、診察が終わった後は薬局に連絡をとるようにしましょう。

1~3以外では病院から自宅に処方箋を送ってもらい、それを持って薬局に薬を取りに行く方法もあります。

2の方法にも当てはまることですが、処方箋の有効期限は発行した日を含め4日以内なので自分で薬と取りに行く際には十分に注意しましょう。

オンライン服薬指導を受ける手順

オンライン服薬指導とは、スマホやパソコン、タブレットを利用して薬剤師から服薬方法や薬の取り扱いについて説明を受けることです。

薬を自宅で受け取ることを希望した場合は、オンライン服薬指導を受ける必要があります。

初めてオンライン服薬指導を受ける場合は、オンライン診療と同様、事前に保険証確認方法や、決済方法など薬局に確認が必要です。

診察が終わった後、必ず薬局に連絡をするようにしましょう。

オンライン服薬指導の手順は以下です。

  1. 病院から調剤薬局へ処方箋をFAXしてもらう
  2. 調剤薬局指定の方法でオンライン服薬指導の予約をする
  3. 予約時間が近くなったら、オンラインでアクセスして服薬指導を受ける
  4. 会計をして、郵送先や受け取り希望時間帯を伝える
  5. 薬を受け取ったら内容を確認する

オンライン診療 医師側のメリット

オンライン診療は医師側にもメリットがあります。

  • 事前問診で診療方針が立てやすい
  • 患者に治療を継続してもらいやすい
  • 患者の日常生活の様子が分かる
  • 院内感染のリスクを減らせる
  • 患者の満足度が向上する

5つのメリットについて解説します。

事前問診で診療方針が立てやすい

対面診療では問診は医師が診察中に行うことが一般的です。

しかしオンライン診療では事前にWEB上で問診表に入力してもらうことができるので、効率的に診療方針を立てられるメリットがあります。

患者に治療を継続してもらいやすい

忙しくて病院に行く時間がない患者にも治療を続けてもらいやすいメリットがあります。対面診療とオンライン診療をうまく組み合わせれば、患者の再診率も上がるでしょう。

また、遠方に引越し新たなかかりつけ医を探すことに不安を抱く患者のフォローも可能です。

患者の日常生活の様子が分かる

オンライン診療は自宅で受診できるため、患者は対面診療よりリラックスした状態にあります。

医師は画面を通して患者の日常生活の情報を得ることができ、質の高い医療に結び付けることができます。これは医師と患者の双方にとって大きなメリットと言えるでしょう。

院内感染のリスクを減らせる

患者側のメリットと同様に、オンライン診療は感染予防対策になります。

特に感染症が流行している時期ではオンライン診療は感染予防に有効な手段であり、医療機関側にとっても大きなメリットになります。

患者の満足度が向上する

対面診療で患者側の大きな不満としてあげられるのが「待ち時間」です。オンライン診療は待ち時間がなく時間を有効に使えるため、患者の満足度が上がります。

患者の満足度向上は継続治療にもつながり、医師や医療機関にとってメリットと言えるでしょう。

オンライン診療のデメリット

オンライン診療では必ずインターネット操作が必要となり、不慣れな方にとっては利用が難しくなるでしょう。

また医師と直接対面しない特性上診察や診断には限りがあり、対面診療に切り替える必要が出てくることもあります。

オンライン診療を利用するうえでデメリットを把握しておくことはとても大切です。デメリットについて詳しく解説していきます。

スマートフォンやパソコンなどの操作が必要になる

オンライン診療を受けるにはインターネット環境と情報通信機器であるスマホ、パソコン、タブレットの操作が必要になります。

スマホなどにはカメラとマイクが付いている必要があり、日頃からそれらに触れる機会のない方にとっては大きなハードルとなるでしょう。

事前に保険証の登録が必要な場合がある

オンライン診療を利用する場合は、事前に保険証の登録や本人確認が必要です。

確認方法は医療機関により異なるため、事前にホームページや問い合わせ窓口に確認をしておきましょう。

一般的には、保険証のコピーと顔写真の付いた本人確認ができるもの(運転免許証など)をFAXまたはメールで送ります。

会計に現金が使えない

オンライン診療は会計もオンライン決済で行われることがほとんどです。

支払方法はクレジットカードの場合が多く、事前にアプリなどでクレジットカードの情報を登録する場合があります。あらかじめ病院に確認をしておきましょう。

触診や処置、検査ができない

オンライン診療では、医師が患者から得られる情報は問診と画面越しの姿に限られます。

オンライン診療の結果、医師が必要と判断したときは対面診療に切り替える可能性があることを理解しておきましょう。

オンライン診療を受けた医療機関が遠方である場合は、医師との連携により、自宅近隣で対面診察を受けることができますので心配ありません。

オンライン診療に適さない科目や薬がある

現在はオンライン診療で行われる科目や処方薬に制限はありません。しかし医師と患者が離れた場所にいるという特性上、オンライン診療に適さない症状や薬があります。

日本医学連合会では「オンライン診療の初診に適さない症状」と「オンライン診療の初診での投与について十分な検討が必要な薬剤」を提言しています。

参考:日本医学連合会「オンライン診療の初診に関する提言」

この中で発熱症状に伴うリスク因子として挙げられているのが、以下の7項目です。

初診からオンライン診療を希望しリスク因子に該当する場合は、事前に医療機関に伝えておくようにしましょう。

  • 高齢者(65才以上)
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 慢性腎臓病
  • 糖尿病
  •  高血圧
  • 心血管疾患
  • 肥満(BMI30以上)

対応していない医療機関もある

医療機関によってはオンライン診療に対応していない場合があります。病院のホームページなどで確認してみましょう。

オンライン診療のやり方を4ステップで解説

オンライン診療での受診方法を4ステップで解説します。

1.診療内容の確認

受診したい医療機関がオンライン診療を行っているか確認します。受診に必要なアプリや保険証の確認方法、会計のやり方を併せてチェックしておくと良いでしょう。

2.事前予約をする

病院に指定された方法で受診予約をします。

3.診察を受ける

受診時間が近づいたら、アプリや病院のホームページ上で手順に従ってアクセスします。受診の時は、表情などが良く見えるようになるべく明るい場所で受けると良いでしょう。

診察が終わったら、病院の指示に従い会計をします。

4.診察後

オンライン診療で対面診療を推奨された場合は、必ず医療機関にかかるようにしてください。

薬が処方された時は、利用する調剤薬局を病院に伝えて処方箋をFAXしてもらいます。その後、調剤薬局に連絡をしましょう。

薬の配送を希望するときは、オンライン服薬指導を受ける必要があります。直接薬局に出向いて薬を受け取ることもできるので、希望を薬局に伝えてください。

参考:新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえたオンライン診療について|厚生労働省

高齢者でもオンライン診療は受けられる

高齢者のオンライン診療では、情報通信機器の利用が難しいこと以外にも、難聴で相手の声が聞こえにくいなどの問題点があります。

しかし、オンライン診療支援者のサポートを受けることで、高齢者もオンライン診療が可能になります。

また、支援者のサポートで患者の日常生活の様子や服薬の状況を確認できることは、医師にとって大きなメリットのひとつです。

オンライン診療支援者とは医療・介護従事者に限らず、家族も含みます。

高齢化社会で独居の高齢者が増えることが予想されます。

今後オンライン診療は、受診の必要があっても医療機関に行けない方や、認知症が疑われ受診が困難な方への医療の入口となるでしょう。

オンライン診療と対面診療の使い分け

コロナ禍以前はオンライン診療に対応している医療機関は限らていました。

しかしコロナ禍以降は導入する医療機関が増え「対面医療」「入院医療」「在宅医療」に加え、新たな医療のかたちになりつつあります。

オンライン診療を利用したことのない方の中には「正確な診断が受けられるか心配」「自分の症状をオンラインできちんと伝えられる自信がない」と考えている方もいるのではないでしょうか。

オンライン診療にも対面診療にもメリットとデメリットがあります。症状や体調に合わせてオンライン診療と対面診療を組み合わせて利用しましょう。

継続治療を行っている方は医師と相談しながらオンライン診療を利用することにより、受診控えや受診忘れを避けることができます。

オンライン診療の普及率と普及しない理由

新型コロナウイルス感染症の拡大で世界的にも注目を集めたオンライン診療ですが、日本ではどのくらい普及しているのでしょうか。

総務省の「令和3年版 情報通信白書」によると、2020年4月時点でオンライン診療を実施できる医療機関は15.2%、初診からではわずか6.5%でした。

参考:令和3年版 情報通信白書|データで見るオンライン診療の状況

一方、欧米の主要国では日本と同様、新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに規制緩和が行われ、コロナ以前はいずれも20%前後だった普及率がアメリカでは約60%、フランスでは約50%、イギリスでは約70%となっています。

オンライン診療の今後の課題と対策

日本でオンライン診療が普及しない理由に、医療機関では対面診療の合間にオンライン診療を行う必要があることが挙げられます。

また、システムの導入にコストがかかること、オンライン診療の診療報酬が対面診療に比べて低く設定されていることも普及の妨げの要因と言えるでしょう。

一方、総務省の令和3年版情報通信白書によると、オンライン診療を利用した年代は30代~40代が約4分の3を占めており、年代が高くなるほど対面診療を希望する傾向があることが分かりました。

これは年代が上がるにつれて情報通信機器の扱いに不慣れな方が多くなることを示唆していると考えられます。

また、高齢者は医師と直接対面しないことに不安を抱いていることも予想されます。

今後オンライン診療の普及率を上げるには、診療報酬の改善と、オンライン診療に対する患者の理解が必要不可欠となるでしょう。

Q&A

オンライン診療に関してよくある質問にお答えします。

オンライン診療のメリットとデメリットは何ですか?

オンライン診療のメリットは場所を選ばず医師の診察、診断、処方が受けられること、通院の手間やコストが掛からない、院内感染など2次感染が防げるなどです。

デメリットは、インターネット環境が必要でスマホやパソコン、タブレットの操作が必要であること、会計にクレジットカードなど現金以外の決済方法の利用が必要なこと、検査や処置が受けられないことなどが挙げられます。

オンライン診療は危険ですか?

オンライン診療のデメリットである触診や検査ができないことのリスクは、疾病の見落としや誤診です。

医師はオンライン診療で患者から十分な情報が得られているか、適切な診断を行うことができるかを慎重に判断します。

オンライン診療が適切でない場合は対面診療に切り替えることを患者に求めます。心配な場合はオンライン診療の前に「オンライン受診勧奨」を利用すると良いでしょう。

オンライン受診勧奨とはオンライン診療の前に、症状がオンライン診療に適しているかなどを相談することができるシステムです。

利用する場合は医療機関にお問い合わせください。

オンライン診療はいくらかかりますか?

オンライン診療の基本料金は初診料は251点(2510円)、再診料は73点(730円)または外来診療料73点(730円)がかかります。

再診料と外来診療料は同額ですが、これは病院の規模により名称が異なります。

保険診療の場合、患者自己負担額は保険負担割合により異なりますので、事前に保険証で確認しておきましょう。

これ以外に、オンライン服薬指導を受ける料金、薬代、薬の送料、場合によってはオンライン診療アプリのシステム利用料がかかります。

オンライン診察料とは何ですか?

オンライン診療料は令和4年の診療報酬改定で廃止されました。電話受診ではなくビデオ通話を利用してリアルタイムで診察を受けた場合にかかっていた料金です。

オンライン診療料が廃止された代わりに新しくできたのが、初診料(情報通信機器を用いた場合)251点、再診料(情報通信機器を用いた場合)73点もしくは外来診療料(情報通信機器を用いた場合)73点です。


オンライン診療の薬はいつ届きますか?

オンライン診療では薬の受け取り方法は3つあります。

  • 病院から直接送ってもらう
  • 調剤薬局へ取りに行く
  • 調剤薬局から送ってもらう

調剤薬局へ直接取りに行く場合は当日受け取りができますが、病院や薬局から送ってもらう場合は翌日以降になることがほとんどでしょう。

急ぐ場合は、事前に当日配送サービスを行っているか病院や薬局に確認することをおすすめします。

精神科・心療内科のオンライン診療のメリットとデメリットは具体的に何ですか?

精神科・心療内科のオンライン診療のデメリットは患者の顔色などが画面越しでしか確認できないため、状態の把握が難しいことです。

一方、体調が悪く外出できない、薬がなくなってしまうけれど通院する時間がないときでも受診できることは、オンライン診療のメリットと言えるでしょう。

また、これまで精神科や診療内科を受診することに抵抗を感じていた方がオンライン診療では受診しやすいといったメリットもあります。

遠隔診療とオンライン診療の違いは何ですか?

遠隔診療とオンライン診療は同じです。遠隔診療は1997年に離島や僻地などで医療が受けられない方や在宅糖尿病患者に向けて遠隔医療の一環として始まりました。

その後2018年の診療報酬改定で地域によらず遠隔診療が可能となり、呼び名がオンライン診療に統一されました。

まとめ

オンライン診療はどこからでも医師の診察を受けることができ、医療機関に行かなくて良いことから、時間やコストを削減できるメリットがあります。

さらに感染予防対策となり、新型コロナウイルス流行下では需要が急速に高まりました。

一方で、オンライン機器の利用が必要であることや検査ができないことから、診察や診断に限界があることがデメリットとして挙げられます。

オンライン診療を検討する際は、メリットとデメリットをよく理解することが大切です。

また、質の高い医療を受けるためには、オンライン診療と対面診療を組み合わせることを検討すると良いでしょう。

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