強迫性障害ってどんな病気?なりやすい人の特徴は?強迫性障害の診断基準や治療法についても解説!

公開日: 2024/01/10 更新日: 2024/05/22
心配事が多く確認行動を繰り返し行ったり、汚れや菌が気になって何時間も手洗いをするなどの行動によって、生活に支障をきたしている人は強迫性障害というこころの病気かもしれません。 強迫性障害(OCD)では、手が汚れていると思い込んで、手の皮がむけるほど何時間も洗い続けたり、汚れや菌に触れることが怖く外出できなくなることもあります。 潔癖症と似ている部分もありますが、潔癖症との大きな違いは、”生活に支障をきたしている状態”であることです。 強迫性障害には他にも様々な症状や特徴があります。 例えば、家の鍵を閉めたのにもかかわらず開いているに違いないと思い込み、何度も確認し続けるといった確認行為です。 強迫性障害の人は、このような行動を自分でも”ばかげた行動だ”・”やめたい”と思っているのにやめられないのです。 強迫性障害になる原因ははっきりとわかっていませんが、性格的な特徴や遺伝、環境、ストレスなど様々な要因が重なって発症すると考えられています。 今回は、強迫性障害がどのような病気か、また症状や治療などについてもお話していきます。
目次

強迫性障害とは 特徴はある? 

強迫性障害の主な特徴は以下の2点です。

  • 強迫観念

強い恐怖心や不安感。自分でもそんなはずはないと思っていても不快なイメージが頭から離れない。


  • 強迫行為

強迫観念によって生まれた恐怖心や不安を取り除くために繰り返し同じ行動をしてしまう行為

強迫性障害(OCD)は、この強迫観念と強迫行為によって日常生活に影響が出てしまう状態を言います。

更に強迫性障害の強迫行為は、患者自身が自分の行動に「ばかげている」と感じていたり、「重用ではない」というような違和感を感じながらもやめられないのが特徴です。

強迫性障害の症状

以下の3つは、強迫観念と強迫行為のうち最も多いとされる症状です。

  • 不潔恐怖と洗浄

  • 加害恐怖

  • 確認行為

他にも、儀式行為や数字へのこだわり、対称性へのこだわりなどもあります。

それぞれを詳しく解説していきます。

不潔恐怖

不潔恐怖とは、汚れや細菌汚染に対して強い恐怖を感じることです。汚れや菌がどこかについているに違いないと思い込んで懸命に取り除こうとします。

 不潔恐怖によって行われる強迫行為の例

  • 過剰な手洗い

外から帰ってきたら何時間も手を洗ったり、血が出てしまったり傷ができてしまっても洗い続ける。


  • 長時間の入浴

1日に何度も入浴したり、何時間も入浴する。

一度の入浴でボディソープを1本使い切る。入浴後はトイレに行かない。


  • 洗濯を繰り返す

外出着は何度も繰り返し洗濯する。


  • 不特定多数がふれる場所に触れない

ドアノブや手すりなど不特定多数がふれる場所が不潔だと感じて触れない。

不潔恐怖の人は、特定の場所や人を「聖域」とし、その場所だけは決して汚さないようにします。

自分自身が聖域を汚してしまうと思ったら、触れたり近づいたりすることもできなくなるのです。

不潔恐怖には2つのパターンがあり、上記に挙げたものは自分が菌に晒されることに嫌悪感を抱く「被害恐怖」にあたります。

これとは別に、自分が感染源になり菌を広めてしまうかもしれないと感じる「加害恐怖」のパターンもあります。

加害恐怖では、自分が感染源となり誰かを病気にさせてしまう事、更にはそれによって死なせてしまうのではないかという考えにまで至ることもあるのです。

その結果、自分自身が行っている強迫行為を他者に強要することもあります。

強迫性障害にみられる2つのタイプ

自己完結型

巻き込み型

  • 不安を自分ひとりで抱え込む

  • ひとりで強迫行為を繰り返す

  • 不安を他者にぶつける

  • 不安の解消を他者に手伝ってもらおうとする

加害恐怖

加害恐怖では、実際に人を傷つけるような行動をしていないにもかかわらず、自分でも気が付かないうちに他者に危害を加えたかもしれないという考えに陥ります。

加害恐怖のある人は、常に自分は知らず知らずのうちに悪いことをしているかもしれないという恐怖心を感じながら生活しているのです。

時には新聞やテレビに加害者として自分が出ていないか確認したり、周囲の人に直接確認したりもします。

実際にあった加害恐怖の例

  • 車を運転していると人をひいた気がする

  • きた道を引き返したり、車の下まで何度も確認する

  • 知らないうちに人を殺してしまったかもしれないと感じる

確認行為

強迫性障害の人は記憶に自信がないことから、何度も同じことを繰り返して確認します。

確認の対象は様々ですが、中でも多いのが鍵を閉め忘れていないか、火を消し忘れていないかを確認する行為です。

他にも電気、水道、忘れ物、仕事上のミス、自分の言動などあらゆることがらで自分が被害者にも加害者にもなりうる恐怖を感じているのです。

確認行為の例

  • 鍵の閉め忘れがないか不安になって何度もかけなおす。更に戸締りの確認に数十分や数時間かかる。

  • 火をきちんと消したか不安になり何度も確認する。更に確認したかどうかも怪しく感じまた繰り返し確認する。

実は、強迫性障害の人はこれらの行為を自分自身でも変なことをしていると冷静に感じています。しかし恐怖心が上回るため強迫行為をやめることができません。

また、確認行為をすればするほどきちんとしたという自信がなくなり悪循環に陥ります。

儀式行為

儀式行為とは、自分なりのルールを決めて行動することです。

儀式化することで、強迫観念が生まれる状況を事前に回避しようとする行為ですが、実際には不安が和らぐのは一時的で、儀式を繰り返すことで症状はさらに悪化していきます。

儀式行為の例

  • 自分なりの手洗いの手順を決め、その手順通りにしたら聖域に入っても良い

しかし安心のためにしていたこの儀式は、次第に「この儀式をしなければ安心できない」と感じるようになるのです。

すると儀式を成し遂げることが目的となり、更に強迫観念が強く現われるという悪循環に陥ります。

儀式に完璧さを求め、途中で間違えたり違うことを考えたら初めからやり直すなど、一日に長い時間をかけて儀式を行うことで日常生活に支障をきたします。

数字や対称性へのこだわり

数字へのこだわりは健康な人でもみられるものです。

そのため、周囲からも少し変わった人だと思われる程度で病気を見過ごされることもしばしばあります。

例えば、不吉な数字(4や9など)に恐怖心を抱いたり、逆に幸運な数字に縁起を担ぐといった考えです。

強迫性障害の人の中には、これらの恐怖心や考えが過剰である人がいます。

数字以外にも様々なこだわりがみられます。

例えば、物事を行う順序や物の配置、左右対称などへのこだわりです。更に不完全恐怖といって、自分のこだわりが必ずそのようになっていないと不安に陥ります。

強迫性障害になる原因は?

原因や発症に関わる強迫性障害特有の要因は特定されていません。

しかし、仕事や学校におけるストレス、妊娠や出産などのライフイベントをきっかけに発症することもあるようです。

こだわりが強く融通が利かない性格(強迫性パーソナリティ)や心理的要因などと、ストレスイベントが相互に作用することで発症すると考えられています。

他にも、神経伝達物質(セロトニン)が関係しているとの見方や、脳の機能障害が背景にあるとも考えられています。

強迫性障害になりやすい人はどんな人? ストレスとの関係は?

強迫性障害になりやすい人はどのような人でしょうか?

強迫性障害を研究している機関OCCWG(Obsessive Compulusive Cognitions Working Group)によると、強迫性障害を発症する人は、性格に一定の傾向があると言われています。

完全主義

何事にも完璧を求める


責任の過大評価

必要以上に責任を感じる


あいまいへの不耐性

あいまいなことに耐えられない


思考の意味の過大評価

悪いことを考えていると本当にそうなる確率が高くなると思う


思考のコントロールへのこだわり

自分の考えや感情をつねにコントロールしたがる


脅威の過大評価

小さな心配を重大に受けとめる

[1]

上記の特徴は、誰にでも少しは備わっている特徴です。更にこれらの特徴が社会の中で活躍の場を得て評価されることもあります。

しかしながら、何らかのきっかけによってこれらの性格的特徴から強い不安を生み出すことで強迫観念が生まれ、そこから強迫性障害の悪循環に陥ってしまうこともあるのです。

強迫性障害の発病に際し、特別なきっかけは無く気が付いたらなっていたという人も少なくありません。

中には、結婚や引越し、進学などのライフイベントや仕事でのストレス、仕事上のミス、学校でのトラブルなど何かしらのきっかけがあって発症することもあります。

強迫性障害が引き起こす二次障害について

強迫性障害とほかの心の病気が高い割合で併存することがわかっています。

特に多いのが、うつ病と不安障害です。

他にも、統合失調症やパーソナリティ障害も関連があると考えられています。

強迫性障害から統合失調症に移行するのは稀ですが、統合失調症の人に強迫性障害がみられることは少なくありません。

また、パーソナリティ障害と強迫性障害を併発している人も多くみられます。

二次障害①合併症

強迫性障害に特に併発しやすいのはうつ病と不安障害です。

うつ病

強迫性障害の人がうつ病を併発している割合は約3割と言われています。

強迫症状に苦しめられることにより、うつ病を発症することがあります。


不安障害

不安障害には、「社会不安障害」、「恐怖症」、「パニック障害」などの種類があります。

二次障害②周囲の巻き込み

強迫性障害の人は、自分自身が強迫行為で苦しむだけでなく、家族などの周囲を巻き込んで不安を和らげようとすることがあります。

本人が行っている強迫行為を家族にも同じ手順ややり方で行うように要求することがあります。

このとき、家族が本人の不安を和らげようとして協力しすぎるとかえって症状を悪化させることにもつながるのです。

しかし、単に拒絶するだけでも不安を高めてしまうため、対応には注意が必要です。

強迫性障害の治療法は?

強迫性障害を克服するために、自力で治療方法を考えるのは非常に難しいことです。

強迫性障害は放っておくと、重症化しやすく患者本人だけでなく、周囲の人も疲れ切ってしまいます。

強迫性障害を治すコツは、適切な治療を受けることです。

強迫性障害の治療方法は、主に薬物療法と認知行動療法によって行われます。これらの治療を併用することでより高い効果が期待できます。

薬物療法

薬物療法では以下の抗うつ剤が使用されます。

  • SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)

神経伝達物質であるセロトニンの量を調節する薬。

現在強迫性障害の治療薬として日本で認可されているものは、パロキセチンやフルボキサミンである。

効果が出るまでに数週間の時間を要すため長期的な服用が必要。

一度効果が現れると持続的に効果がみられ、依存性も低い。

強迫性障害の薬物療法として第一選択薬。

  • 三環系抗うつ薬

強迫性障害の治療としては日本で認可されていないため、保険適用外となる。

複数のSSRIが無効の場合、クロミプラミンが使用される。

これらは、元々うつ病の治療薬として使用される薬です。

即効性はありませんが、続けることで強迫観念が緩和されます。

抗不安薬を処方する医師もいますが、抗不安薬には強迫観念を緩和する作用はありません。

SSRIによる治療で十分な効果が見られない場合には、非定型抗精神病薬を少量付加する事で効果が見られる事もあります。

認知行動療法 ERPってなに?

認知行動療法とは、問題となっている行動を修正していく行動療法と、考え方や物事の捉え方を修正していく認知療法を併せて行う治療法です。

強迫性障害の治療として行われる認知行動療法にはERP(Expo-sure&Ritual Prevention)というものがあります。一般的には曝露反応妨害法と呼ばれている治療法です。

この治療法では、エクスポージャーと儀式妨害という2つの方面からアプローチします。

  • エクスポージャー

あえて不安や不快に感じる場面、場所を避けずに経験することを繰り返す。何度も繰り返すことで、想像していたような悪いことは起きないということを体験する。

  • 儀式妨害

エクスポージャーを行うことで生まれた強迫観念に対して、強迫行為を行わずに過ごす。

不潔恐怖で聖域がある場合は、聖域を汚すことでエクスポージャーと儀式妨害の両方を行ったことになる。

ERP(曝露反応妨害法)は、受けた人の7割以上に症状の改善がみられる治療法です。

認知行動療法には、ERPの他に「森田療法」という治療法もあります。

森田療法は、精神医学者の森田正馬氏が確立しました。不安を無くすのではなく、不安をあるがままに受け入れる治療法です。

その他の治療法

強迫性障害の治療法は、基本的にこの認知行動療法(曝露反応妨害法)や薬物療法が第一選択です。

薬物療法により不安定な精神状態が落ち着いてきたら、精神療法(心理療法)を行っていきます。

精神療法とは、対話療法ともよばれています。

対話を通して、患者自身が問題の原因に気づけるように共感・受容し、患者自身が対処法を考え、実行できるように手助けしていく治療法です。

また、東京横浜TMSクリニックの精神科医によると、deepTMS治療も強迫性障害への有効性が示されています。

TMS治療(経頭蓋磁気刺激)は、うつ病の治療として有効性が確立されている治療法で、患者への侵襲なく行うことができ、アメリカでは抗うつ薬が効かない患者のうち3~4割に効果がみられたとされる治療法です。

強迫性障害の治療に有効とされるdeepTMSは、強迫症状そのものの改善を目的とした治療法です。

ただし、この治療法はアメリカでは認可されているものの、日本では限られたクリニックでしか行われていません。

更に、強迫性障害に対するTMS治療はエビデンスに欠けるという見解もあり現在も探究中の状況にあります。

強迫性障害の診断基準 自己チェックすることはできる?

強迫性障害は、患者の症状をもとに診断されます。

診断の際には、主に2つの診断基準が用いられています。

  • DSM-5-TR

アメリカ精神医学会が定めた「精神疾患の分類と診断の手引き」


  • ICD-10

WHO(世界保健機関)による国際疾病分類

この2つの診断基準で共通している点は、

「強迫観念や強迫行為が日常生活に支障をきたしていること」と、「これらの強迫観念や強迫行為に対し、自分自身が不合理だと感じている(自覚がある)こと」です。

強迫性障害を自己チェックする目安として使えるものに、モーズレイ強迫検査というものがあります。

これは、イギリスのモーズレイ病院で開発されたもので、30項目の質問に答えます。

この検査は、合計点数によって強迫性障害かどうかや重症度を推定することができるのです。

強迫性障害かもしれないと思ったら 何科に受診?

強迫性障害かもしれないと思ったら、本人や家族、周囲の人が疲れ果てたと感じる前に医療機関を受診しましょう。

強迫性障害の治療は、精神科や精神神経科で行えます。精神神経科は神経内科とは異なるので注意してください。

また、こころが原因の身体の不調(心身症)の治療は心療内科で行うことができます。

医師がおらず、カウンセラーや臨床心理士などがカウンセリングを行っている相談機関では投薬や診断はできないので注意してください。

ただし、医師の指示のもと認知行動療法を行える場合もあります。

Q&A

強迫性障害どんな人がなりやすい?

強迫性障害は特別なきっかけがなく気が付いたらなっていたという人も少なくありません。そのため、原因を断定することは難しいです。

しかし、完全主義や強いこだわりがある人はそれらの性格的特徴から、何らかのきっかけで強い不安を生み出し発病に至ることも考えられます。

強迫性障害になる理由は何ですか?

強迫性障害は、特別なきっかけなく気が付いたら発症していたという人が多いです。

しかし、性格的傾向や何らかのきっかけ(トリガー)により強い恐怖を感じて発症する場合もあります。

更に遺伝的な要因や環境要因など、様々な要因が重なることで発症に至ります。

強迫性障害になる人はどのような人ですか?

強迫性障害を発症する人の性格的傾向として6つの特徴が挙げられます。

  • 完全主義

  • 責任の過大評価

  • あいまいへの不耐性

  • 思考の意味の過大評価

  • 思考のコントロールへのこだわり

  • 脅威の過大評価

ただし、これらの特徴は誰しも多少はみられるものです。

そして、実際に強迫性障害になる原因ははっきりと特定されていないのが現状です。

詳しくは以下を参照ください。

「強迫性障害になる原因」

「強迫性障害になりやすい人はどんな人? ストレスとの関係は?」

OCDになりやすい性格は?

強迫性障害を発症する人の性格的傾向は以下の章を参照ください。

「強迫性障害になりやすい人はどんな人? ストレスとの関係は?」

強迫性障害は母親が原因ですか?

強迫性障害は、母親が原因となる場合もあります。

母親に限らず、他の家族や周囲の人との関係が影響することもあるため、治療の際には家族と共にカウンセリングを受けることが必要な場合もあるのです。

ただし、強迫性障害は、環境や遺伝、生育歴、性格、ストレスなど様々な要因が複合しており、一つの要因に特定することはできません。

強迫性障害の人にかける言葉は?

強迫行為に対して、「なぜそんなことをするの?」、「考えすぎ」、「おかしいこと」などの否定的な言葉をかけるのはやめましょう。

家族や周囲の人にとって、強迫行為は見ていてつらいものでしょう。たとえ受け入れがたい行動であっても否定せず寄り添うことで安心して治療に取り組めます。

強迫性障害の人にかける言葉に正解はありません。人によって感じ方や考え方は異なるため、無理に言葉をかける必要はないでしょう。

強迫性障害の人は頭がいいって本当?

強迫性障害の人は「頭がいい」「天才」と言われることがありますが、これらには医学的根拠はありません。

なりやすい人の傾向として、真面目な性格や几帳面な性格であることから頭が良い人とみられる傾向にあるのではないかと考えられます。

強迫性障害を気にしない方法

強迫観念にとらわれている当事者にとって、気にしないことは非常に難しいことです。

強迫性障害を気にしない方法は、認知行動療法によって獲得することが期待できます。

強迫性障害の治療として行われるERPという認知行動療法では、あえて強迫観念を抱かせる状況や行動を起こした後、強迫行為を我慢するということを繰り返します。

これにより自分が考えていたような悪い結果は起きないという経験をすることで症状を緩和していく治療法です。

これは、専門的な治療方法なので安易に自分自身で実行することはおすすめしません。

あえて強迫観念を抱く行動をすることは精神的な負担も大きく、更にうつ病を併発している場合には慎重な対応が必要です。

自己流で治す方法を探すよりも、専門の医療機関で相談することをおすすめします。

強迫性障害の確認行為をやめるにはどうしたら良い?

強迫性障害の確認行為をやめるためには、強迫性障害の一般的な治療方法を試してみてください。

強迫性障害の治療は、主に薬物療法と認知行動療法を並行して行います。

まとめ

強迫性障害になりやすい人の性格的傾向はいくつかありますが、誰しもが発症しうる病気であることがおわかりいただけたでしょうか。

また、特別なきっかけなく発症する人もいれば、ストレスや環境など様々な要因が関連しあって発症する人もいます。

強迫性障害は適切な治療をすれば治る病気です。特別なきっかけがなく発症してしまった人は、特に気が付かないうちに重症化してしまうケースもあります。

うつ状態に陥ったり、他の精神疾患を合併したり、周囲の人を巻き込んだりと辛い状況になる前に専門の医療機関に相談しましょう。 

参考文献

[1]原田誠一. 強迫性障害のすべてがわかる本. 野間佐和子, 2008.

強迫性障害 | 【公式】武蔵小杉こころみクリニック|心療内科・精神科・内科

【TMS治療とは】最新のうつ病治療の効果と課題 - NHK クローズアップ現代 全記録

精神障害の治療 - 10. 心の健康問題 - MSDマニュアル家庭版

強迫性障害に有効!?TMS治療の効果を精神科医が詳しく解説

強迫性障害(OCD)の治療のための経頭蓋磁気刺激(TMS) | Cochrane

原井宏明. 強迫性障害に悩む人の気持ちがわかる本. 鈴木哲, 2013.

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